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海上コンテナの種類

ドライ・コンテナ

ドライ・コンテナは、身近な生活物資から工業製品・産業物資まで、大多数の一般貨物に幅広く利用される。
有蓋コンテナとも呼ばれる。
例外品としては、液体、粉体、気体類など小型容器などに詰め込むことのできない物資、専用の管理設備・機器が必要な要温度管理品、大物品、生物などがあげられる。

簡易ベンチレーター付きドライ・コンテナ

用途としてはドライ・コンテナとほとんど変りはないが、コンテナの側面上部の端に小さな縦長型の簡易通風孔が複数個取り付けられたものである。
しかし、その能力はベンチレーター・コンテナと比べて非常に低いため、前項のドライ・コンテナ同様、輸送中の温度変化に対する充分な対策と配慮が必要となる。

ハイ・キューブ・コンテナ

高さが9ft6inと標準的な高さである各種8ft6inコンテナより1ft(30cm)背が高いコンテナである。
一般的には背高コンテナとも呼ばれているが、日本国内の荷役従事関係者では、9ft6inにちなみ、「クンロク」とも呼ばれている(これに対し、通常型の8ft6inコンテナは「ハチロク」と呼ばれている)。
側面やドアに注意書きが、上部に黒と黄色のツートンによるステッカーが貼られている。

リーファー・コンテナ

生鮮食品・冷凍食品・生花や低温輸送が必要な化学製品、医薬品、電子部品、フィルム、美術品などの輸送のためのコンテナであり冷凍コンテナとも呼ばれる。
コンテナ内部に外部電力給電式の冷却・保温ユニットを備え、+20℃から-25℃程度までの冷却と保温が可能であり、このコンテナのドアは基本的には短辺片側に1つだけ設けられている。

サーマル・コンテナ

日本では冷蔵コンテナ・保温コンテナ・断熱コンテナとも呼ばれている。
断熱材で覆われたコンテナ本体には冷却・加温ユニット等の機械的装置が一切なく、コンテナの内部温度に関しては特に規定がないので、通常は既に予冷や加温された貨物をそのまま積み込み使用したり、事情によっては寒冷地で凍結を嫌う貨物を輸送する場合などにも利用される。

ハンガー・コンテナ

ドライ・コンテナと同じ外形の内部にハンガーをかけられる取り外し可能なパイプ状のラックが多数備わっているコンテナ。
衣類を畳まずに吊るした状態で輸送することができるので、商品の折れ傷み防止や積載品数の増加、梱包資材の節約による経済性向上や荷役労働環境の改善ができる。

ベンチレーター・コンテナ

ドライ・コンテナにベンチレーター(通風装置)を取り付け、コンテナ内部の空気が常に換気されるように工夫されたコンテナで、日本では通風コンテナとも呼ばれる。
野菜や果物・植木等の樹木など、輸送中に換気が必要な物資の輸送に使用される。

タンク・コンテナ

油類、化成品、各種ガス、濃縮果汁、原酒、食品原料などの液体や気体を輸送するためのタンクを備えたコンテナ。
ISO規格長さ20ftのものが主流だが、特殊化成品や各種ガスの小ロット輸送用の長さ12ft型及び、ヘリウムガスなどの各種ガス輸送用、40ft型も存在し、日本国内でも僅かながらも運用されている。

フラット・ラック・コンテナ

ドライ・コンテナに積載できない大型機械、円筒形工場用設備、木材、石材、鋼材、工作物、インゴット、大型タイヤ、各種車両、小型ボート、各種ケーブルドラムやロール状の鉄板などを積載するため、天井・両側壁が無く土台となる床のほかに両妻壁(トラックの荷台で言う前後の壁の部分)または、四隅の柱だけの開放型コンテナ。

オープン・トップ・コンテナ

屋根部分が通常の固定された強固な天板の代わりに幌や防水シート類が張ってあり、これ等を取り外しクレーン等により開いた上部開口部からの荷役ができるため、ドライ・コンテナに積載できない高さのある貨物や、コンテナ壁面のドアからの搬出入作業が困難な重量物・長尺・異形貨物等を主に積載する。

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